ドッグフードの歴史 -その2 輸入フードの台頭-

ドッグフードの話の続き~~♪

近年、ドッグフードは、
スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、さらにはネット通販・・・
と、様々なルートで流通していますが、

前回ご紹介したビタワンの時代。。。
1960年当時の主な販売ルートはお米屋さんだったそうです。

こんな看板みたことありませんか?

地方の長く続いてる個人経営のお米屋さんで
以前はボンカレーに並んでよくみかけました。(古い!!)

そして初期のポスターはこれ↓


描かれているワンコはラフコリー

日本では「和犬ミックスを庭で飼う」が主流の時代ですが、
アメリカから入ってきたテレビ番組「名犬ラッシー」で
一躍人気となったそうです。

今ではあまり見かけませんね。

1970年代になると、
アメリカのドッグフード市場の競争は熾烈さを増し
メーカーは犬の健康より買い手の目を引くために
着色したり、パッケージを派手にしたりといった製品が増えていきます。

当時は人間の食べ物も同じことだったので仕方がないのかもしれませんが・・・
その時代は自然のものより人工的に人の目を引き付けたものがよしとされたのです。

その頃、日本ではまだ
輸入ドッグフードには関税がかけられていて割高だったのですが、
それでも見た目の派手さに引き付けられる人は多く、
輸入フードの勢いはどんどん増していったのです。

そして、1980年代後半、ドッグフード輸入自由化が行われたことで、
外資系メーカーの参入が相次ぎ、輸入フードのシェアは急増、

同時にペット市場の成長性に目を付けた国内会社の新規参入も多く、
ペットフード市場の競争は激化していきました。

その頃の象徴的なブランドがこれ↓↓↓
”トップブリーダーが推奨するペディグリーチャム!”

映像を探したら、「懐かCM」で見つけました?
この「トップブリーダーが~~」というキャッチコピーは
当時の日本人には、何やらプロフェッショナルな響きを持って
けっこうなインパクトを与えたのですね。

「ドッグフードの歴史 -その3 フード会社の陰謀」に続きます。

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