ドッグフードの歴史 -その3 フード会社の陰謀-
犬にはドッグフードを与えるもの。。。
という考え方はいつから主流になったのか?
ドッグフードの普及率について
公的な統計がないので、残念ながら正確にはわかりません。
前回書いたように、
1980年代後半から1990年代初頭は
輸入自由化によって市場が急成長し、
その頃はまさに後になって
第一次ペットブームと呼ばれるようになった時期です。
この頃に「犬にはドッグフード」が定着したと考えてよさそうです。
ドッグフードだけでなく、今はありとあらゆるペットの
専用フードが用意されています。
うさぎやハムスターにはペレット
昆虫には昆虫ゼリー
金魚のエサ、カメのエサ。。。
業者はニーズがあればどんな配合飼料だって作ります。
ペットフードって便利ですよね。
その動物に何をどうやって食べさせたらいいか知らなくても
専門家が代わりに考えてくれてるから、
それさえあげとけば間違いないだろうと、とりあえず安心できますもの。
だから、ペットフードを買って、与えるのは、
動物への配慮や良識からなんだと思います。
一方で、ペットフード業者は、
できるだけ市場を開拓し、たくさんのフードを売り続けることが仕事です。
しかも!
できれば安く作って高く売り、利益を出したいのです。
もちろん業者によってここのところは様々ですよ。
でも、市場の原理としてはそういうことです。
そうして作り上げられたのが
ドッグフード=完全栄養食品という神話
イヌにはドッグフード以外のものを与えてはいけないと
たくさんの飼い主に信じさせることで、
業者は安定的にたくさんのお客さんを囲い込むことができます。
真面目に素直にイヌのことを思っている多くの飼い主さんが
「イヌのために、イヌにはドッグフードを!」を信じさせられました。
でもこれ、呪縛ですからね。
ドッグフード業者の陰謀です(笑)
イヌにはドッグフードを与えてもいいし、
そうでなくてもいいんですよ。
このブログを読んで頂いている方は、
そんなことわかっとるわい!という感じででょうね、
スミマセン
でもこの呪縛、けっこう世の中的にはまだ強力ですから~?